講座・部会紹介

超領域文化論講座

古代から現代にいたる文化・社会・思想・歴史に関する様々な事象や概念を、学問領域の枠にとらわれない広い視点で探究し、文化の形成と変容の諸相を多角的に究明するための総合的な知の体系の構築を目指す。具体的には、ジェンダー、人種、エスニシティ、ネーション、エコロジー、多文化共生、歴史と記憶、植民地主義とグローバリゼーション、その他のテーマをめぐる言語文化実践を考察の対象とし、文学・文化理論とフィールドワーク、思想史・社会史、精神分析学、人類学、環境人文学など様々な学術分野との関連において、超領域的な視座から考究する力と感性を養成する。

表象文化論講座

活字や映像をはじめとする各種のテクストや表象について、その多元的な生成・受容・伝達の仕組みを分析し、多種多様な文化現象の解明を目指す。具体的には、異言語・異文化接触において生じる文化変容や翻訳・翻案の研究、異なる地域や民族が有する言語文化の通時的・共時的諸相の比較、文化産業・大衆文化・メディア文化の動態の体系的考察をおこなう。

コミュニケーション論講座

現実の社会において発生する様々な問題を「コミュニケーション」の観点から調査するとともに、その問題を克服してより公正な社会を目指すための実際的技能と、言語に関連する諸科学の立場から導かれる理論との融合を試みる。多言語・多文化がひしめき合う現代社会において共生を可能にする言語文化リテラシー、およびコミュニケーションのデザイン力を追究する。

第二言語教育学講座

第二言語教育学講座は、人がどのように母語以外の言語を使い、学び、そして教えるのかを研究する講座である。実際に使用するための第二言語教育に重点を置きながら、社会的・心理的・文化的な側面も研究領域に含める。
 1つ以上の言語を用いる機会が増加している現代において、第二言語の実践または理論に関する問題を読み解き、専門家として対処できる能力を涵養する。

理論言語学・デジタルヒューマニティーズ講座

自然言語の仕組みや構造を解明するとともに、人間の言語能力の真相に迫るための普遍的規則や原理を科学的に分析記述し、共時的ならびに通時的な視点から言語体系を明らかにするための研究を行う。また、言語データや文化資(史)料をデジタル処理・解析するための理論的枠組みや方法論の精緻化を進める。数理的モデリングや機械学習を高度に応用して大規模テクストコーパスやデジタルアーカイヴの潜在的特徴を発掘する分野横断的、巨視的分析と、理論言語学、文化学的知の蓄積に基づく洞察、微視的分析を相補的に組み合わせることにより、知見の科学的 reproducibility/replicability を担保する客観的事実、証拠に立脚した言語文化学の研究を行う。

言語認知科学講座

人間がどのように外界を認知し、知識を獲得しているのか、またさまざまな情報を処理しているのか、言語の情報処理の観点から人間の認知的システムを科学的に捉えることにより、人間の認知メカニズムのひとつとしての言語能力の仕組みと働きについて研究する。また、言語学においてこうした観点に立つ認知言語学について、理論的枠組みと具体的な言語研究への適用との両面にわたって研究する。

【外国語教育研究部門】

英語部会

概要

英語部会は、英語および英語文化に関する教育・研究をミッションとし、日本人教員およびネイティブ・スピーカー教員の協力のもと、グローバル社会に貢献できる高度な英語運用能力と文化リテラシーの育成を行っている。

1、2年次生への英語授業のみならず、上級学年に対しても高度な英語力を培うための教育機会を提供している。大学生にふさわしい厳密な英語理解力と適切な運用能力を重視する一方、ICT(Information-Communication Technology)の活用やアクティブラーニングなどの新しいアプローチを導入し、現代の教育ニーズに応え得る英語教育法を開発している。

社会貢献としては、英語教員免許状更新講習や公開講座への積極的な協力などがある。また、米国フルブライト財団との協定により部会内に設置された「アメリカ文庫」は、アメリカ文化・文学に関する基幹図書として研究者や学生に多大な便宜を与えている。

ドイツ語部会

概要

ドイツ語部会は、ドイツ、オーストリア、スイスをふくむドイツ語文化圏の語学・文学・歴史・哲学・思想及びドイツ語教育とその関連領域の研究体制を整え、それぞれ専門の日本人教員並びに複数の外国人教師を擁して活発な教育・研究活動を行っている。また最近では、視聴覚メディアによる教授法の一層の充実を図るほか、コンピュータによる新しい教材・教育方法の開発にも取り組んでいる。

本部会は、スタッフの海外研修や研究留学を積極的に進めるとともに、ドイツ文化センターなど国内の関連研究機関とも交流を深めている。学内では、全学共通教育のドイツ語教育科目の責任を担い、基礎教育から高度の運用能力の育成まで幅広いドイツ語授業を行っている。

フランス語部会

概要

フランス語は、フランス本国のみならず、ベルギー、スイス、カナダや多くのアフリカ諸国などでも公用語として用いられており、英語と並ぶ国際語としての位置を占めている。また、数多くのすぐれた文学作品や思想的著作の言語でもあり、人文科学・社会科学・自然科学・医学の諸学問を通じて学術用語として重要な役割を担っている。またフランス語部門が担当するイスパニア語は、同じくラテン語系の言語で、世界で広く使用されている言語である。→フランス語部会ホームページ

ロシア語部会

概要

ロシア語部会は、ロシアの文化の固有の伝統や近年ロシアにおいて顕著な発達をみている基礎科学や応用科学の現状を背景に、その必要性がますます大きくなりつつあるロシア語教育並びに研究を一層充実させるように努力している。又、ペレストロイカ以降の、ロシアとの政治・経済・文化的関係の深まりに対応できるような教育が目指されている。

本部会のスタッフは少人数ではあるが、旧ソ連・東欧地域の言語、文学、歴史、社会などの幅広い研究に従事しており、本学にこの分野の専門研究部門が他にないことから、これらの地域との国際交流の窓口ともなっている。

教育の面では、ロシア語が初修外国語のなかでも比較的なじみの薄い言語であるために、学生が違和感なく、容易に学習に入ることのできるシステムの開発に取り組んでいる。それとともに、他の初修外国語の学習の場合と同様に、外国人教員(専任のロシア人教員一人を含む)による会話クラスの充実を通じて、学生の表現能力の向上に努めている。→ロシア語部会ホームページ

中国語部会

概要

中国語は、中国のみならず世界各地で使用されており、政治・経済にとどまらず、文化面の交流においても、中国語教育の重要性は増しつつある。

中国語部会は、古代から現代まで、標準語から方言、さらには少数民族の言語に至るまでを対象として、活発な研究・教育活動を行っている。

教育面では、普通話―つまり、現在、中華人民共和国において通用している標準語を、読む・書く・聞く・話すの全ての面において習得させるように努めている。本部会は、平成27年度に中国語を母語とする教員1名を新たに迎え、日本人教員と中国人教員が同数となった。これにより、それぞれの特性を活かした、よりバランスの取れた教育を行うことが可能となった。また、本学には、中国人教員のほかにも、中国人留学生が多数在学しているので、学生が習得した中国語を実際に使用できる恵まれた環境となっている。

古典語部会

概要

古典語部会は、共通教育としての古典ギリシャ語と古典ラテン語の教育・研究に従事する部会である。

哲学、歴史、文学、科学、法律、美術など、さまざまな領域で、ヒューマニズム、民主主義、合理主義、科学精神といった現在の世界を支配する基本的精神において、ギリシア・ローマ文化はそのマトリックスとなり、現在に至っている。

その根幹をなすギリシャ語とラテン語を効率よく修得し、原典を読み解く力を養成するための方途を本部会は研究し、教育の場で実践しているのである。

朝鮮語部会

概要

朝鮮語部会は、1996年に設置された言語文化部朝鮮語教育講座をその前身とする。本部会は、全学共通教育において、朝鮮文化圏の言語文化の教育・研究に携わっている。教育の面では、文学部・人間科学部を対象とし、教育講座設置以前の1995年度から開講されていた選択外国語の朝鮮語を2007年度まで提供した。引き続き2008年度からは、第2外国語・国際教養2の朝鮮語に関する科目を担当してきている。とりわけ、選択外国語から第2外国語・国際教養2と位置づけが変更された後には、単なる定型的通俗的日常会話のまる覚えや韓国大衆文化に係る細切れの知識の寄せ集めの伝授とはいっそう一線を画し、「日本の大学で学問の基礎としての朝鮮語を学ぶ」という観点に立脚し、学生がもっとも近しい隣人の文化にも触れながら、朝鮮語自体を総合的に習得し、それを科学的に分析できる能力、さらには言語一般を科学的に捉えられる能力の涵養を目指している。研究の面では朝鮮語の社会言語学的研究に重点を置いているが、朝鮮学の諸領域を視野に入れ、いっそうの拡充に努めている。

 

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