設備


平成6年に大学院言語文化研究科の研究棟 (現在,言語文化A棟) が完成した。建物の内部には世界から発信されたテレビの映像をキャッチする映像メディア演習室A(旧・衛星放送受信室)、音声実験のための無響室、映像資料の実習に用いる映像メディア演習室B(旧・映像メディア演習室)、言語情報や音声情報をコンピュータで処理する情報処理端末システム室など、言語文化の研究教育に必要とされるさまざまな装置や設備が設置されている。外国語教育研究部門の設備として、視聴覚教育施設を有している。

映像メディア演習室A(ミニシネマA)(旧・衛星放送受信室)


言語文化A棟6階の衛星放送受信室は平成26年度末に改修工事が行われ、衛星放送を見るモニターがブラウン管から液晶に取り替えられただけではなく、プロジェクター(EPSON EB-1985WU 4800ルーメン)、スクリーン等も設置された。それにより、映像教材の映写室としても利用することが可能になったため、言語文化専攻の2番目の映像メディア演習室(定員10名程度)として、平成27年6月より大学院の授業等で活用し、名称も「衛星放送受信室」から「映像メディア演習室A(ミニシネマA)」に変更した。



衛星放送受信アンテナ

言語文化A棟の屋上には、1.8メートルのパラボラアンテナ1基、75センチメートルのパラボラアンテナ1基が設置されている。また、言語文化B棟の屋上には、直径3メートルのパラボナアンテナ1基、1.8メートルのパラボラアンテナ3基が設置されている。


これらのアンテナは、インド洋上の静止軌道に位置している放送衛星からのテレビ電波を直接受信するためのものであり、それぞれ、IntelSat19(アメリカ合衆国)、Express AM3(ロシア)、AsiaSat 5(香港)、AsiaSat7(香港)、Koreasat6(韓国)、ChinaSat 6B(中国)を受信している。


これらのテレビ電波は日本の視聴者のために送られているものでは勿論ない。中国やロシアがそれぞれ広大な国土をカバーする目的で、あるいは国際的なメディアが特別な商業用の用途で発信しているものである。われわれが受信しているのは本来の視聴者に向けられた部分からはみ出した電波でもあるが、このことはアジアにおいても国境がいまや電波によって簡単に乗り越えられていることを示している。


このパラボナアンテナを介して映像メディア演習室A(ミニシネマA)で現在視聴できるチャンネルをあげておこう。まずChinaSat 6Bでは、中国中央電視台の13のチャンネルをはじめ、福健電視台、山東電視台、四川電視台、上海電視台、北京電視台など、数多くのテレビ放送が視聴できる。IntelSat 19では、英語学習者に人気の高いBBS WorldやNHK World、Australia Networkなどの英語の番組に加え、韓国、台湾の番組を視聴することができる。AsiaSat 7では、Channnel News Asiaなどの英語の番組の他、DW-TV(ドイツ語)など、多数の言語の番組を視聴することができる。


このパラボナアンテナを通して、われわれは国際社会の政治経済から文化まで、現在の動きや状況をオンタイムで知ることができるし、アンテナを通して送られてくる映像やことばは、言語文化の研究教育に大いに利用されている。

無響室


周囲の雑音をカットできるため、音声知覚実験や音声を収録するのに最適な部屋。音声知覚の特性は,外国語教育にも重要で、日本人の音声知覚の方略と、外国語の音声の特徴を知れば、効果的な外国語教育が可能になり、文字偏重の外国語教育から、音声等を組み込んだマルチメディア教育への移行に役立つ設備である。

映像メディア演習室B(ミニシネマB)(旧・映像メディア演習室(ミニ・シネマ))


言語文化B棟3階には平成11年度より映像メディア演習室が設置され、主に言語文化専攻の授業における映像教材の映写室として利用されてきた。平成15年度には総長裁量経費を受けて、基本性能を大幅に向上させるとともにデジタル環境を整備し、愛称「ミニシネマ」として生まれ変わった。平成27年6月には新たにA棟6階に「映像メディア演習室A(ミニシネマA)」ができたことにより、「映像メディア演習室B(ミニシネマB)」と名称を変更した。


家庭で手軽にホーム・シアターが楽しめ、液晶プロジェクターのある教室が珍しくない時代だが、「ミニシネマB」には映写専用室ならではの設備が整っている。定員20名程度の小教室にして、画面の明るさは4500ANSIルーメン、パソコン入力であればスクリーン上でSXGAレベルの解像度を得られる。25cmダブル・ウーファーのメイン・スピーカーを中心とした5.1chオーディオ・システムは、映画館並みの音質を誇る。呈示・再生できるソースとしては、パソコンの他にVHS(世界対応)、DVD(世界対応)、DVD-R/RAM、miniDV、LD等があり、さらに将来の新しいメディアのための拡張性をも備えている。システム・コントローラーによる操作は簡単で、誰にでも使えるようになっている。またいずれのソースからのデータも、パソコンに取り入れて自在に編集・加工することが可能である。


現在「ミニシネマB」では、映像を用いた異文化理解の授業、映画史・映像史の授業、談話分析の授業、上映会等が行なわれている。機械処理による映像分析や映像を用いたプレゼンテーションの技術がさらに発展するにつれ、言語文化研究において映像テクストが果たす役割はますます重要性を増すに違いない。今後とも「ミニシネマB」は言語文化専攻における教育・研究のこうしたニーズに応えてくれることが期待される。


ついでに述べるならば、ソフト面でも総長裁量経費などを利用して、DVDによる映像資料もかなり充実したものになっている。

情報処理システム端末室

307室(デジタルヒューマニティーズ・ラボラトリ)

計算機

Apple Xserve Quad-Core Intel Xeon 2.26GHz × 2台 (一台はOS X Server搭載のLDAP認証・ファイルサーバ,もう一台はバックアップサーバ). クライアント機は全てApple iMac 21.5インチワイドスクリーン版に統一されている(17台)。クライアント機は,OS X 10.11 El Capitan(2016年4月)で稼働しており,サーバ機Xserve でLDAPv3によるユーザ認証ならびにファイル共有を行っている。この他,British National Corpusをウェブインターフェイスで分析可能にするBNCwebの専用サーバ機が稼働している。クライアント側ではKeynote, Pages, NumbersなどのApple純正アプリケーションに加え,Microsoft Office 2011 for Mac, Text Wrangler, コーパス分析システムCasualConc, 形態素解析ツールCasualMecab,統計解析言語環境RなどMacOS用アプリケーションの他,X11,文書組版システムLaTeX, データベースサーバMySQL, 自動品詞タガー(CLAWS4)などのUNIXツール実行環境,COCA, COHA, GloWbEなどの巨大コーパス,BNC, ICAME Corpus Collection 2 他のコーパスコレクションが利用可能である。

高性能文書スキャナー

・MINOLTA EPCWIN 7000

・ScanSnap SV600

 

502室、607室

計算機

Windows 7 モデルのクライアント機が、502室に18台、607室に12台設置されている。Microsoft Office をはじめとする、基本的なファイルの閲覧や編集のための環境が整っている。Windows サーバ上で、ファイル共有やドメイン参加等のユーザ管理が行われている。

デジタル複合機

502室に、FUJI Xerox ApeosPort-V C7780 が設置されている。

視聴覚教育施設


言語文化研究科は、外国語教育研究部門の設備として、LL教室3室、LL編集室1室を有している。LL教室にはオーディオ、ビデオ、教材提示装置、DVDなどの機器が設置されている。

LL教室


いずれもブース間に隔壁のないオープン方式で、すべて共通教育管理講義棟A棟2階(204教室・205教室)、3階(305教室)に設置されている。ブース数は各60、ブース毎にカセットレコーダーを備え、4台の天井吊りモニターテレビとマルチスクリーン・オーディオ機材(カセットテープ、CD、MD)・ビデオ教材(VHS、DVD)が使用できる。マスターコントロール(教師用制御台)には教材実物投影機のカメラ、マイコン内蔵の成績集計・分析アナライザーが装備されている。

LL編集室


LL編集室ではLL教室の機器管理・教材管理およびオーディオ編集、ビデオ編集を行っている。各種のオーディオ機器、ビデオ機器を備えていて・教材や授業の準備を行うが、教材類は、市販のソフトの他、テレビ(衛星放送も含む)のニュース・ドキュメンタリー、外国語の映画あるいは日本語との2か国語の映画なども活用している。

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