3・4年堀江ゼミ
堀江ゼミも2012年、今年度で最後になります。2013年3月に堀江が退職するから
です。旧外大と併せて15年間、その前の天理大学のゼミを合わせると21年間の
大学教員生活が、終わります。院生も合わせると、約200名ほどの学生が
堀江ゼミを卒業して行きました。みな、僕の宝物です。どんな生き方をしているか
それは、めいめい違うと思いますが、きっと何らかの方法で芸術を愛して
くれていると思います。人間の高度な心の営みは、コンピューターであれ、造り出せません。
また、どれだけお金を積んでも、得られるものでもありません。
演劇の俳優の泣き笑いに、音楽の心揺さぶるメロディーに、
バレリーナの華麗で、躍動感のある動きに、そして、歴史の暗闇までも描きとった
絵画の奥深さに、どうぞ、心を癒し、感動させ、人間の感情と精神の在り様を
感じ取ってください。そのとき、きっと少しだけ、生活が豊かになるはずです。
20世紀は生産と戦争、富と力の時代でした。
21世紀が、そのままで行けるとは思いません。どうぞ、自然と芸術を大事にする
時代ををみんなで築いていってください。平和であること、だれもが自由で対等であること、
何物にも脅かされないこと、それが芸術を研究する基本です。
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クリック⇒1998年外大で初めて持ったゼミ(写真)
以下はゼミ合宿の写真です。12月に淡路島の海のそばの民宿に行きます。
そこの「法楽焼き」という鯛の丸焼き(熱した石で焼くのです)が、もう最高と,
「それだけが」(いや、間違えた)「それもまた」、4回生の研究発表と同時に楽しみで、
毎年行っています。
ところが、2006年はちょっと予約が取れず、合宿は京都の大原になりました。そこの
地鶏のすき焼きがもう最高と言うので...
でも2007年、2008年はまた淡路島にしました。やはり新鮮な魚の魅力にはかないません、ハイ。
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2006年(京都大原)
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2008年ゼミ合宿 (淡路島) 
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2009年ゼミ合宿 (淡路島)

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2010年ゼミ合宿
(淡路島)
旧外大生と新阪大生
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2011年ゼミ合宿
(淡路島)
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2012年12月 最後のゼミ合宿(学内)
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これが問題の法楽焼きです(鯛の丸ごとと誰かの笑顔です)

学部ゼミ生とそのテーマ
(卒論の題目ですが、 字数の都合で少し変えてあります)
1998年(卒) |
大西伸治 |
マヤコフスキーに戯曲
卒業(以下2004年まで同) |
本多睦生 |
ゴーリキーのどん底の手法について |
紙崎智英 |
スタニスラフスキーの演技論 |
西島由紀子 |
チャイコフスキーのオペラ |
光永香里 |
ロシアバレエ |
柳田香 |
ロシア美術 |
1999年(卒) |
田中珠子 |
シャガールの鶏について |
田中身和 |
プリセツカヤとロシアバレエ |
百々友佳子 |
シャガール |
西尚子 |
ワフタンゴフの『トランドット姫』 |
水野雅子 |
ロシア構成主義 |
2000年(卒) |
飯居未奈子 |
チェーホフ『桜の園』の初演劇評 |
大平典之 |
タルコフスキーの映画世界 |
水口知子 |
ブルーベリ研究 |
山口尚己 |
20世紀初頭の芸術とペトルーシカ |
2001年(卒) |
石橋亮介 |
ヴァンピーロフの戯曲考察 |
小野沙綾佳 |
シーシキンの絵画研究 |
小山篤子 |
国連安全保障理事会決議242号 大阪市大へ(卒) |
梶原麻奈未 |
シャガールの磔刑図 院(外大)から岡山大の博士後期へ |
中村由希子 |
プロコフィエフのオペラ『炎の天使』 |
原田誠 |
チェーホフのボードビル |
藤田久美子 |
ニジンスキーのバレエとモダニズム |
山添和佳奈 |
メイエルホリドの見世物小屋について |
2002年(卒) |
秋田晋吾 |
ロシア美学(チェルヌイシェフスキー) |
北野隆 |
ジガ・ベルトフとキノアイについて |
2003年(卒) |
生駒哉子 |
ショスタコヴィチとソ連権力 |
小出真世 |
ショスタコーヴィチのオペラ |
戸崎智充 |
チャイコフスキーとホモセクシュアル 院(外大)卒 |
山田心 |
プロコフィエフとスキタイ主義 |
横田智恵 |
M・フォーキンと20世紀バレエ |
2004年(卒) |
金城里枝 |
翻訳論(二葉亭四迷)
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佐藤奈緒 |
メイエルホリドとリアリズム |
2005年(卒) |
奥永玲 |
19世紀ロシア音楽(力強い仲間)研究 卒 |
竹本結香 |
晩年のスタニスラフスキー(オセロを中心) 院(外大)卒 |
平石祐子 |
マレーヴィチとシュプレマチズム考察 卒 |
2006年(卒) |
遠藤千萌子 |
ロシア民衆芸能(ヴェルテップ)考察 院(一橋大学)卒 |
大月聖子 |
ニジンスキーとエロティシズム 卒 |
小野田みどり |
グリゴローヴィチとソビエトバレエ 卒 |
西田容子 |
ミハイル・チェーホフの演劇観 院(外大)卒 |
若代麻里子 |
ラフマニノフとロシア 卒 |
2007年(卒) |
鉾岩千紘 |
メイエルホリドと日本演劇 卒 |
牧村由貴子 |
ロシア中世美術とイコン 卒 |
江郷侑里 |
1930年代のロシア・バレエ 卒 |
斎藤力 |
ドストエフスキーと子供 院(北大)卒 |
松原由実 |
メイエルホリドと身体表現 院(阪大)へ |
2008年(卒) |
江郷侑里 |
1930年代のバレエ(バフチサライの泉) 卒 |
岡部るい |
マレーヴィチ『太陽の征服』考察 院(阪大)へ |
井上奈緒子 |
バレエ・リュス<ディアギレフの立場) 卒 |
河村瞳 |
ミハイル・チェーホフ 卒 |
曽根慎司 |
ロシアアヴァンギャルドデザイン 卒 |
矢後千紘 |
イギリス演劇とロシア (コミサルジェフスキ―) 卒 |
山下真菜 |
声優論とその実践 卒 |
2009年(4年) |
東 美希 |
ロシア・アヴァンギャルド(リシツキーを中心に) 卒 |
岡田宙子 |
シャガール「堕ちた天使」の考察 卒 |
白須菜有里 |
衣裳デザイン 卒 |
パン・スンエン |
ロシア演劇と日本・中国 卒 |
2010年(4年) |
浅野莉恵 |
ボロディンと国民楽派
卒 |
石川愛子 |
スクリャービンの音楽 卒 |
西久保遥 |
他者に対する感受性ーガルシン『赤い花』 卒 |
鈴木 雅人 |
メイエルホリドと演技論 卒 (阪大院へ) |
中村宜史 |
ミーチャ(ドストエフスキー) 卒 |
現在のゼミ生{2011年秋)
2011年(4年) |
笹野 麻耶 |
カンディンスキーの『モスクワの婦人』研究 卒(阪大院へ) |
菅原 えり |
ココ・シャネルと黒のダンディズム 卒 |
田中 敬志 |
シャガールのグロテスクについて 卒 |
藤本 梢子 |
スタニスラフスキーの演技論(精神医学・心理学的分析)卒 |
松久 高広 |
ブルーベリ(創造と狂気) 卒 |
村上歌菜 |
ラフマニノフと民族性 卒 |
泰山 真梨子 |
美と感覚(チェルヌイシェフスキー美学) 卒 |
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2012年度4年 |
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市来小百合 |
チャイコフスキー |
大石 直耶 |
『谷間』を中心にチェーホフ研究 卒 |
田原早苗 |
ロシア・ソ連の競技ダンスの歴史 卒 |
藤沢 花 |
ドストエフスキー研究(行為と作用、改心) |
三浦麻理英 |
バレエ・リュスの『結婚』 卒 |
脇田 光 |
シュニトケの音楽 |
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2012年度 3年 |
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石川 瑞江 |
チャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番について |
奥野 志穂 |
ドストエフスキーと「告白」、そして「美」 |
川村 知弘 |
ドストエフスキー「自己」と「他者」 |
三枝 亨 |
ソクーロフについて |
個々には書けませんが、ゼミ卒業生たちの進路は様々。ざっと進路先などを書きだすと:
シャープ、住友商事、三菱商事、日ロ貿易、商社の二ポロ、ユーラスツアーズ、医療器具のニプロ、
朝日新聞、読売新聞、阪大職員、古川電工、ミキ旅行社、ヤマハ、三菱自動車、
映画製作会社、JAL、県民ホール(演劇製作)、厚生労働省(社会援護局)、地方公務員、
中学教員、高校教員、児童文学出版社、NTTコミュニケーションズ、JR西日本、
在ロシア総領事館派遣員、モスクワ在住、チェコ在住などなど
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天理大学時代と大阪外大時代のゼミ生が中心に毎年9月末に集まっています。
ゼミの学生でなかった人もいるので、拡大同窓会。
ゼミ卒(でなくても)みな大歓迎、連絡ください・・・・

2009年9月末堀江ゼミ(拡大)同窓会 in Kyoto
ロシア・レストラン「キエフ」を出たところ。子連れ、恋人連れ、大歓迎。

2009年10月堀江ゼミ(拡大)同窓会 in Tokyo
東京へ行くと新宿で、いつも集まってます。