大阪大学・堀江新二研究室のホームページです。演劇や翻訳、ゼミなどの紹介をしています。

 

       

   

ロシア演劇の友

 

年代はまちまちですが、ロシア・演劇・バレエの友人たちとの思い出です。

 

 ボリショイ・バレエ団最高の踊り手でこの間までボリショイ劇場の芸術監督だった

ワシーリエフ(右)と演出家ベリャコーヴィチ

バレエファンの方、あのワシーリエフですよ。このあと、ワシーリエフが先に

帰ったのですが、ベリャコーヴィチが、感動していて、「シンジ、やはり彼の

オーラはすごいな」って。この二人が、並んでいるのは、あるルポライターが

『20世紀の伝説的な人々』という本を書き、その中に、この二人が選ばれていて、

その本の出版記念サイン会に、出席したからです。2人とも

「20世紀の伝説」なんですねえ。ワシーリエフは分かるけど…。

(2007年9月モスクワ国際書籍見本市で)

 

 

ロシアの人気俳優

  オレグ・ヤンコフスキーさんと(静岡で)

 

 

わが友、ベリャコーヴィチ(わざといやそうな顔して…まったく)

 

ユーゴザーパド劇場の女優陣

 

(若草山)両手に花どころか……

 

1997年2月、タガンカ劇場演出家ユーリー・リュビーモフさん。

新聞に載った記事を見せたところ。タガンカ劇場がなければ、

僕は演劇研究の道に進まなかったかも。1960−70年代の「世界を

震撼させた」この劇場に初めて行ったのは、1975年の留学のとき。

こんな風にリュビーモフさんと個人的に会えるなんて、夢にも思って

いませんでした。ソ連という巨大な国家に反発する人々の

先頭に立っていた孤高の人は、意外と気さくな人でした。

 

同じく

 1998年に、リュビーモフ

 

(80歳の誕生日)劇場の中の有名な彼の部屋で、この壁には世界の演劇・文化人がサインをしている。ジャンルイ・バローやピーター・ブルック、安部公房、新しくはスピルバーグ監督や鈴木忠志氏などなど。

僕のサインは、ドアを入ってすぐ右後ろにありまーす。質素に、「ありがとう、タガンカ劇場!」(1976年)そして「1998年に再来」と書きました。

 

 

ヤンコフスキーマリナ・ヴラディと(大映時代)1990年。マリナさんはソ連時代の大歌手・詩人で俳優のV・ヴィソーツキイの奥さんでした。フランスの大女優ですね。今60才代の方は、妖艶なグラマー女優で、戦後日本でも有名だったこと覚えておられるでしょう?皆さん、ツタヤで「おろしあ国酔夢譚」を借りて、見てください。映画のコーディネータが僕です。

 

2004年、10月のマールイ劇場東京公演『かもめ』のニーナを演じたモローチナヤさんと初日のパーティで。普段より何か嬉しそう?普通だと思うけどなあ……

 

2006年9月マールイ劇場250年祭で、もと文化大臣の

ソローミンさん(右)と

 

マルツェヴィチさん。ソローミンさんは黒沢明監督の映画『デルスー・ウザーラ』

でも主役を演じています。僕は、映画『おろしあ国酔夢譚』以来の付き合い

です。2004年日本で上演した『かもめ』と『三人姉妹』は、彼の人柄

がにじみ出るような、優しいいい芝居でした。

 

 

1990年レニングラード・マールイドラマ劇場.レフ・ドージンさんと東京公演の際、

中野区鷺宮のお医者さんで、ロシア演劇の大ファンだった故中山先生宅で。。。。

二人とも若いなあ!でも、彼の『兄弟姉妹』は、本当にすごい芝居でした。

       

                         リトアニアの女優・エグレさんと若草山。

 

                       彼女、自然の中で感激して,ここをオリ ンポスの山に見立てて、

                      オイディプス王の妻、イオカステを演じるので、僕はオイディプス

                     よろしく、彼女にかしずいて、演じてしまいました。でも、もうリトア

                     ニアも独立。ソ連は遠くなりにけり、ですね。それにしても、彼女は

           さすがプロ、様になっているけど、カメラ目線の僕は失格!

                 

                  40代で、国立シューキン演劇大学の学長になった

                 名優クニャーゼフ

                 

                  (2005年来日したとき、奈良の若草山の頂上で)。

                              (ロシア人は若草山登ると、みな感動しますね)。 

     

              「スタニスラフスキーの家のそば」劇場の

              演出家ポグレヴニチコさん

 

         2004年に彼をチェーホフ・シンポジウムで日本に招待して以来、

                  付き合っています。彼ほど雄弁にスタニスラフスキーについて語って

                  くれるロシアの演劇人を知りません。彼が作っている芝居とスタニス

                  ラフスキーがどう結びつくのかそれが謎です。だから付き合うというより、

                  この人シャイでとてもいい人なので。

                   劇場の彼の部屋で。丁度僕らの間にスタニスラフスキーの写真が。

 

 

 

 

リュビーモフさん2007年90歳の誕生日に。朝日新聞用インタヴュ―の時、タガンカ劇場で。

僕の記事は、2007年10月27日に「反骨の90歳、なお意欲的」という題で

夕刊に載りました。90歳で、なお新しい芝居を作り続けるリュビーモフさん。

2007年には日本からも旭日賞を受けましたが、こうなったら、99歳の

白寿で、またインタヴューするぞ!!(それまでこっちが、持つかなあ?)

 

 ユーゴザーパド劇場の看板女優カリーナ・ドゥイモントとは彼女が

まだ演劇大学の3年生からの15年の付き合い。最優秀の金メダルで大学を

卒業し、すぐ『ロミオとジュリエット』のジュリエット役でデヴュー。それ以来

 いろんな主役で舞台を踏んでいます。写真は劇場で2008年9月

 

 

 

 

 

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