Xīngǎnjuépài・Xiàndàipài

新感覚派　・　現代派

しんかんかくは・げんだいは

　施蟄存の編集した『現代』を拠点として活動したので、その雑誌名から「現代派」と呼ばれ、また代表的作家施蟄存、穆時英、劉吶鴎の作風から、「新感覚派」とか「都市文学派」とか「心理小説派」などと称せられる。詩人としては戴望舒が、文芸評論家としては杜衡がいる。小説家としては他に葉霊鳳、徐霞村、黒嬰などがいる。彼等はまた活動地点が主に上海であり、多く上海を舞台にした作品を書いたことから、「海派」に分類されることもある。→現代都市小説専輯（文責：青野繁治）

作品集・研究書

『新感覚派小説選』厳家炎／編
　人民文学出版社　1985.5／2.45元

「前言」（厳家炎）／「熱情之骨」「両個時間的不感症者」劉吶鴎／「梅雨之夕」施蟄存／「Modern Girl」徐霞村／「将軍底頭」「石秀」「魔道」施蟄存／「公墓」「偸面包的面包師」「上海的狐歩舞」穆時英／「四喜子的生意」施蟄存／「夜」「黒牡丹」「夜総会里的五個人」「街景」穆時英／「五月的支那」黒嬰／「春陽」施蟄存／「朱古律的回憶」葉霊鳳／「白金的女体塑像」穆時英／「名片」「鴎」施蟄存／「PIERROT」「第二恋」穆時英
『中国現代派文学引論』趙凌河／著
遼寧人民出版社　1990.12／1-1000／6.40元

序言（張毓茂）
小引
第一章　現代派与中国現代文学
第二章　施蟄存与心理分析
第三章　劉吶鴎与都市文学
第四章　穆時英与新感覚派

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