Chen Baichen 陳白塵


陳白塵小伝:

  1908年、3月、江蘇省で生まれる。上海芸術大学文学科、上海南国芸術学院文学科を卒業後、大学などで教鞭をとるかたわら数々の小説を発表する。1950年に中国共産党に入党するが、その後も作家としての活動を続け、1979年には中国作家協会理事に選任され、中国劇作家協会の副主席も務めた。

  陳白塵は劇作家として大変有名で、1950年頃までに大型活劇を20余部、一幕劇を20余部、小説集を10 余部書いたことで知られている。彼の前期の作品は旧社会の暗黒面を暴露し、人民に同情の意を表しているものが多く見られる。                                                     

  彼の作品群の中で最も人気があったのは風刺喜劇で、大胆に誇張する手法と強烈な政治風刺で人気を博した。また、彼の描く力強くたくましいスタイルは中国の現代活劇の発展に大きく貢献した。
 
 

(『中国現代文学手冊(上)』中国文聯出版公司、1987)

作品集・単行本

『大風歌(七幕歴史劇)』四川人民出版社、1979
『昇官図』中国戯劇出版社、1962   

                      

 


作成:東 愛子