Center for Multilngual Education, Osaka University

ミッション・ステートメント(センター長 ご挨拶)

大阪大学マルチリンガル教育センター長からのご挨拶

大阪大学マルチリンガル教育センター長 森 祐司

 大阪大学マルチリンガル教育センターは、平成30(2018)年4月に設置された新しい組織です。大阪大学は、平成19年(2007年)10月の大阪外国語大学との統合により、27言語の教育リソースを有する大学になりました。全国の総合大学のなかで最も充実した言語教育体制といえます。その運営組織としては、平成24(2012)年に発足した大阪大学全学教育推進機構内に言語教育部門と言語教育部会を設け、さまざまな言語教育の改善に努めてきましたが、マルチリンガル教育センターは、その運営組織を独立させ、言語教育の開発と実践の機能を大きく強化した組織です。

マルチリンガル教育センターの組織は、大別して、言語教育の開発・立案・設計・評価について検討する「マルチリンガル教育開発オフィス」、全学の言語教育と社学共創の活動を統括する「言語教育推進部」の「英語教育推進部門」「多言語教育推進部門」「日本語教育推進部門」と「社学連携推進部門」、開発されたカリキュラムを実践に移す各言語の「部会」からなります。そして、これらのセクションのあいだの緊密な連携により、大阪大学の豊かな言語教育のリソースを活かした新しい言語教育を開発し、実践していこうとしています。

大阪大学は、平成31(2019)年度から「教養教育」「専門教育」「国際性涵養教育」を3本柱とする新カリキュラムを開始しました。「国際性涵養教育」の中核を担う本センターには、言語教育の新カリキュラムを実施するとともに、それを改良していく使命が与えられています。そのほかに、概算要求プロジェクト「「キャンパスライフ一貫型」言語教育によるグローバルプレゼンスの確立」(平成31年度~)により、高学年次向けの専門英語教育や多言語学習支援のシステムを構築することなどが目下の課題です。

一方、もっと視野を広げるなら、いまの私たちは、民族や宗教の対立、グローバルな経済格差、移民・難民の問題、環境破壊など、数多くの地球規模の問題に直面しています。いまこそ大学が、国際コミュニティに対して真に意義のある貢献をなすべきときといえるでしょう。よりよい世界の実現に向け、言語教育においても、英語の運用能力に加え、多言語・多文化のマルチリンガル・コンピテンシーを備えた人材を輩出することは、21世紀の大学が担うべき重要な役割にちがいありません。

大阪大学マルチリンガル教育センターは、本学の教職員や学生の皆さまのご理解・ご協力を賜りながら、このようなグローバルチャレンジに応えていきたいと思います。



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