王昶雄、本名王栄生。1916年に台北淡水に生まれる。13歳で日本に赴き、日本大学の歯学部を卒業。日本滞在中は詩作を主としていた。1942年台湾へ戻り、『台湾文学』に参加、歯科医としても働きながら、現在に至る。主な小説に「淡水河之漣漪」「奔流」などがある。
(『台灣作家全集短篇小説卷/日據時代 翁鬧 巫永福 王昶雄 合集』前衛出版社 1991年)