Zhang Tianyi 張天翼
(1906−1985)


張天翼小伝:

 祖籍は湖南省湘郷、江蘇省南京の生まれ。本名張元定、号は一之、小字が漢弟といった。ペンネームに張無諍、鉄池翰などがある。若い頃、鴛鴦蝴蝶派の小説の影響を受けた。1922年張無諍の名で『礼拝六』などの刊行物に20編近い作品を発表。1923年『阿Q正伝』を読んで、創作思想が変わった。1924年中学卒業後、上海美術専門学校で絵画を学び、更に北京大学予科に入学した。1927年中国共産党に加入。1928年短編小説「三日半の夢」を発表し、この時から正式に作家としての生涯を歩み始める。1931年秋、上海で左聯に参加、翌年春、南京に左聯の支部をつくる。1937年抗日戦争勃発後、上海市文藝界救亡協会に参加、後に『救亡日報』編集委員となる。長編小説『鬼土日記』、児童文学作品『大林和小林』などで知られる。1950年5月香港から北京に戻り、三度の中華全国文学藝術工作者代表大会に出席。1-3期の全国人民代表に選出される。中国作家協会党組成員、書記処書記、『人民文学』編集長、文学講習所主任などの職務につく。


作品集・単行本

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邦訳

『』(訳) 書店
  


作成:青野繁治