女鋪


01[整理番号]XY970312
02[作品名]女鋪
03[作者名]誠然
04[原載]『小説林』1996年第6期
05[頁]1(108)
06[ジャンル]短編小説
07[時代]文革中
08[地点]ある「知青農場」
09[手法]リアリズム
10[視角]三人称
11[人物]小迷糊(「まぬけ」な男の知識青年)、女の知識青年、彼女のルームメイト、指導員
12[題材]下放、過重な労働、暗闇、粗末な宿舎、純潔、自殺、労働改造隊
13[主題]ささいな間違いが笑い話に終わらず、悲劇に至る不合理。
14[言語]標準語。
15[描写]エピソード紹介風の軽い語り口。
16[構成]21段落。章立てなし。1―5:農繁期の農場では、毛主席の期待に応えて小麦の生産をあげるため、夜も交代制で脱穀などの作業がおこなわれた。6―11:一人の「まぬけ」な男子が、夜中の作業を終え、暗がりの中を手探りで自分の部屋に戻る。隣の女子の部屋に間違って入ったことに気づかず、いつものように窓際のベッドに潜り込み、そのまま寝入るが、寝相が悪く、隣のベッドの布団を引っ張る。12―17:朝、目を覚ますと、自分が女の子と抱き合って寝ているのを発見し、戸惑う。相手は気がつかず、寝入っているが、作業を終えた同室者が戻り、大声を上げたことから大騒ぎになる。18―21:「まぬけ」は労働改造隊に送られる。相手の女の子は周囲に自分の身の潔白を説明してまわるが、信じてもらえず、ディーゼル発電機に身を投げる。
17[問題点]
18[作者]誠然。本名、趙福成。男。1960年生まれ。1985年から作品を発表し始める。小説数編を発表。現在、加格達奇区政治協商会議に勤務。黒龍江省作家協会会員。
19[その他]
20[報告者]吾妻智子