XX890111

葉大春『岳跛子』


01[整理番号]XX890111

02[作品名]岳跛子

03[作者名]葉大春

04[原載] 小説界』1988年第5期

05[頁]106,107(2)

06[ジャンル]掌編小説

07[時代]

08[地点]野牛鎮

09[手法]リアリズム(回想)

10[視角]三人称

11[人物]岳跛子(男、靴屋、岳飛の44代目の子孫、日本兵の連れるシェパードに噛殺される)

    婆娘(岳跛子の妻、敢二と不倫、日本兵に強姦される)

    敢二(男、岳跛子らの向かいに住む大工)

    小隊長(日本兵、岳跛子の妻を強姦、岳跛子に殺害される)

    野牛鎮の人々

12[題材]嘲笑 不倫 日本兵 強姦 殺人

13[主題]これまで嘲笑されてきた男が、ある日の事件をきっかけに、勇敢だと認められた経過

14[言語]標準語、方言

15[描写]動物を用いた表現が多い。

16[構成]章立てなし。6段落。

    (1) 岳跛子の紹介、日常

      (2) 岳跛子と妻、敢二との関係

      (3) 岳跛子、自分の祖先までも辱められつらい

      (4)日本兵が岳跛子の妻を強姦、岳跛子の復讐

      (5) 岳跛子、日本兵の連れるシェパードに噛殺される、人々は彼の行為が勇敢であったという

    (6) 岳跛子の葬儀、彼の石碑が建つ

17[問題点]

18[作者略歴]葉大春、

19[その他]“岳飛”の名、また、後世英雄に祭られた、という題材は南宋の武将“岳飛”からか?

20[報告者]釜野雅子


元に戻る


aono@osaka-gaidai.ac.jp