02[作品名]岳跛子
03[作者名]葉大春
04[原載] 小説界』1988年第5期
05[頁]106,107(2)
06[ジャンル]掌編小説
07[時代]
08[地点]野牛鎮
09[手法]リアリズム(回想)
10[視角]三人称
11[人物]岳跛子(男、靴屋、岳飛の44代目の子孫、日本兵の連れるシェパードに噛殺される)
婆娘(岳跛子の妻、敢二と不倫、日本兵に強姦される)
敢二(男、岳跛子らの向かいに住む大工)
小隊長(日本兵、岳跛子の妻を強姦、岳跛子に殺害される)
野牛鎮の人々
12[題材]嘲笑 不倫 日本兵 強姦 殺人
13[主題]これまで嘲笑されてきた男が、ある日の事件をきっかけに、勇敢だと認められた経過
14[言語]標準語、方言
15[描写]動物を用いた表現が多い。
16[構成]章立てなし。6段落。
(1) 岳跛子の紹介、日常
(2) 岳跛子と妻、敢二との関係
(3) 岳跛子、自分の祖先までも辱められつらい
(4)日本兵が岳跛子の妻を強姦、岳跛子の復讐
(5) 岳跛子、日本兵の連れるシェパードに噛殺される、人々は彼の行為が勇敢であったという
(6) 岳跛子の葬儀、彼の石碑が建つ
17[問題点]
18[作者略歴]葉大春、
19[その他]“岳飛”の名、また、後世英雄に祭られた、という題材は南宋の武将“岳飛”からか?
20[報告者]釜野雅子