02[作品名]打賭
03[作者名]陳世旭
04[原載]「作品」1981年第2期
05[頁]66-72(7)
06[ジャンル]短編小説
07[時代]文化大革命の最中
08[地点]工場、街、裁判所
09[手法]リアリズム
10[視角]一人称、ただし単数と複数を使い分ける
11[人物]労働者たち、私(語り手)、男、娘、裁判官、四人の大男。
12[題材]工場、うさばらし、賭け、裁判、表彰、文化大革命、恋愛観
13[主題]目的のない日々を無駄に過ごしてきた労働者たちが、一つの賭けを
通じて生活を見つめなおす。
14[言語]標準語
15[描写]人物、状況についてくわしく述べる。「笑いさざめき」を体言止めにする。
16[構成]章立てなし。84段落。
(1)-(5)トランプ、将棋にあけくれる退屈な日々。
(6)-(19)一人の男をからかって楽しむ。
(20)ー(34)二度目の挑発。男が賭けを申し出る。
(35)-(50)賭けに失敗、逮捕される。
(51)-(69)裁判、娘の証言で釈放。
(70)-(81)娘の父親の死に様をきき、自分たちをみつめなおす。
(82)-(84)仕事に精を出し、遂に表彰される。
17[問題点]したたかに生きる中国の民衆をシニカルに描いている?
18[作者略歴]陳世旭、男、33歳、江西省南昌市出身。1964年南昌市第7中学卒業。
のち九江県新洲墾殖場で働く。72年九江県革命委員会宣伝組でニュース報
道に従事。72年九江県文化センターに転勤。72年創作を開始、小説、報告
文学、詩歌、民間文学等多様な文学作品を発表。1979年「小鎮上的将軍」
が全国優秀短編小説賞を受賞。
19[その他]
20[報告者]橘恵美子