02[作品名]唐巧[女弟]翻身
03[作者名]陸文夫
04[原載]『上海文学』1981年第2期
05[頁]57-65(9)
06[ジャンル]短編小説
07[時代]解放前から1979年まで
08[地点]泰隆紗廠という工場
09[手法]リアリズム
10[視角]一人称の語り手
11[人物]我(男、苗字は朱、最初に唐巧[女弟]と出会った当時は23才、中等師
範学校を卒業の後、泰隆紗廠へ赴任)
唐巧[女弟](女、本名は唐巧、泰隆紗廠へきて、朱に出会ったのは、
23才の時。14才のときから童工=幼年工を始めたベテラン女工)
宣伝科長(男、年齢不詳であるが、朱よりは上)
金雲翼(唐巧[女弟]の娘、泰隆紗廠で働く、夜間学校で朱に数学を教え
てもらっている)
老師傅(男、唐巧[女弟]の夫、電気工場で働いていた。唐巧[女弟]より
年上、真面目)
12[題材]紡績女工、夜間学校、運動、結婚、知識分子、補助工、織工業余学校、
知識、文化
13[主題]「私」から見た1人の女工の生活を描くと同時に、私の身に起こったこ
とも描き、労働者にも教育が必要だと訴える。
14[言語]標準語、時々方言が出てくる。(61頁左 斗得結棍)
15[描写]視角が一人称なので、文章に感情が出ている。
16[構成]章立てなし。全122段、
(1)-(46)私が「右派」にされるまで。
(47)-(83)右派として布団しきの仕事をする。
(84)-(85)下放。
(86)-(122)名誉回復から現在にいたるまで
17[問題点]時間の経過についていけない
18[作者略歴]陸文夫、男、53歳、1948年、革命に参加、49年には新蘇州報の記者と
なる.57年には、江蘇省文聯に配属される.65年に紗廠へ下放、現在は蘇
州市創作室専業作家となる.55年から短編小説を発表.《小巷深処》は読
者に影響をあたえた.《復婚》は1978年に全国優秀短編小説コンクールに
入賞.
19[その他]なし
20[報告者]吉田英未