話劇(新劇)
戯劇様式の一つ。対話や表情、動作を主とした表現方法でイメージを描き出し、矛盾、衝突を明らかにし、直接的で真に迫るように社会の現実生活を反映するものである。劇中の人物同士の対話は人々が日常生活で使う言葉を採用するが、しかしまた鮮明で生き生きとしていて、広く大衆に受け入れられやすいものであり、芸術的な加工を施した規範的な散文言語である。中国の最も古い話劇団体は「春柳社」で、1906年日本の東京で発足した。当時は話劇を新劇或いは文明 戯と呼んだ。新劇は辛亥革命後しだいに衰退していった。「五・四運動」以後、ヨーロッパの戯劇が中国に伝わり、中国現代話劇が興った。当時はお洒落劇、真新劇或いは白話劇と呼ばれた。1928年、大衆の波によって話劇という名前が定着した。
(『』出版社 )
作成:石崎 浩司