身边小说
Shēnbiān Xiǎoshuō

身辺小説(しんぺんしょうせつ)


  「自叙小説(私小説?)」とも称される。自分の身辺の細々したことを内容として描く小説。この種の小説には往々にして作者自身の体験に基づいており、大胆に身のまわりの生活を展開することと、誠意を持って自分の魂をさらけ出すことを特徴とし、読者に親しみとリアルさを感じさせる。郭沫若の『漂流三部曲』、郁達夫の『蔦蘿行』などがある。

(『中国小説辞典』北京出版社 1990)


作成:河本美紀