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言語文化共同研究プロジェクト2002

投稿日: 2019年11月5日

  • 『レトリック研究の方法と射程』

大森文子: 研究グループのメンバー構成と目的
第1章 翻訳のレトリック
渡辺秀樹: 俳句の英訳で加わるものと消えるもの
小塚良孝: 古英語訳福音書におけるmittereの訳語
沖良志博: 英語の「死」を表す比喩表現の通時的考察 ― give up the ghostをめぐって ―
第2章 記号のレトリック
田畑智司: Dickensにおける─ly副詞の分布 ― 計量分析序説 ―
竹田聖基: 日本のマンガに見る擬音語,擬態語に関する一考察
高馬京子: 「モード」を構築/伝達する比喩の機能についての考察 ― 1965・67年日仏モード雑誌の「ミニ」をめぐるディスクールを事例に ―
第3章 精神のレトリック
Ichiro Koguchi: “Philosohical Language” in the Early Romantic Era
松本敬子: レトリックと言語学習 ― 類似性および隣接性に基づく連想ノードの拡張と自由英作文 ―
大森文子: 水のメタファーと心の認知
斉藤渉: 文法化とレトリック
第4章 レトリック文献渉猟
大森文子: 言語文化レトリック研究会の歩み
言語文化レトリック研究会: レトリック文献解説
沖田知子: レトリック研究の方法についての所感 ― 『コンピュータの向こうのアリスの国』をめぐって ―

  • 『映像と文化III』

池田淑子: 「我らなぜ戦うか」シリーズ『中国での戦い』(1944)の分析 ― 日本人の表象が映し出すアメリカ人の他者構築のメカニズム ―
仙葉豊: 黒沢映画と病気 ― 『酔いどれ天使』の肺病と『生きる』の癌 ―
春木仁孝: 浸食する植物 ― 「夏至」の世界 ―
広瀬雅弘: グラスゴー大学日本映画祭の紹介と2002年度広義に関する報告:あるいは,2003年4月に「おとなしい日本人」を論じることの困難

  • 『ドイツ啓蒙主義研究3』

津田保夫: エルンスト・プラトナーの『医師と哲学者のための人間学』 ― 後期啓蒙主義における新しい人間観とその学問の試み ―
福田覚: 快感情の起源をめぐるJ. G. ズルツァーの考察 ― アカデミー論文(1751/52)についての覚え書き ―
斉藤渉: 「フリードリヒの世紀」と自由 ― カント『啓蒙とは何か』とプロイセン一般ラント法 ―(後編)

  • 『カルチュラル・スタディーズの理論と実践』

木村茂雄: モダニズムと植民地主義 ― ヴァージニア・ウルフの「内なるヴィジョン」をめぐって ―
杉浦清文: 徘徊する「幽霊」たち ― 『サルガッソーの広い海』におけるジーン・リースの戦略 ―
神田麻衣子: 「マウマウ」論争とアフリカ表象 ― グギ・ワ・ジオンンゴ,ミシュレ・ギザエ・ムゴ『デダン・キマジの裁判』を通して ―
小杉世: ‘Papalagi Moses’ and ‘Snow-White Angels’ ウェンツのサモア ― キリスト教原理主義,人種,移民 ―
松木園久子: マルグディの周辺 ― R. K. Narayanの作品における村 ―
伊勢芳夫: 「東」と「西」 ― 文化相対主義と普遍主義(1) ― 理論的試み ―

  • 『文化の解読(3) ― 文化の政治性/政治の文化性 ―』

水野博子: 記憶と忘却の相克を超えて
吉見貴子: 箱庭の「都市」 ― 代補空間としてのテーマパーク ―
我田広之: 「真夜中の伝導」をめぐる社会史 ― ヨアヒム・シュレーア『大都会の夜』を読む(2) ―
金子元臣: Bürgerlichkeitの言説とトーマス・マン ― ヴィルヘルム帝政時代の政治と文化 ―

  • 『音声言語の研究』

遠藤裕昭: 後期中英語母音の長短対立に関する一考察 ― Troilus and Criseyde他の脚韻から ―
洪心怡: 台湾の日本語学習者における母音無声化
里井久輝: Mora-Timing Rhythm in Japanese English
藪内智: 談話における情報構造とプロソディ ― 基本周波数とポーズを切り口にして ―
渡部眞一郎: 日本語とモーラタイミング

  • 『自然会話における引用』

佐藤彰: 会話における「腹話術」引用
吉川友子: 談話表示としての定式化 ― 異文化交流の多人数会話において ―
服部圭子: 引用場面におけるコードスイッチング ― 共通語を使用した丁寧体基調会話における方言使用に注目して ―
牧陽子: 引用とポライトネス ― FTA緩和を目的とした引用について ―

  • 『言語文化の比較研究』

Йoкoтa-Mурaкaмi, Taкaюки〔ヨコタ村上孝之〕: Идeoлoгия пepeвoдa: пepвый пepeвoд пpoизвeдeний Пyшкинa нa япopнcкий язык 〔翻訳のイデオロギ ― プーシキンの作品の最初の日本語訳 ― 〕
Gerry Yokota-Murakami〔ヨコタ村上ジェリー〕: (Dis)Claiming Antigone 〔アンティゴネの(脱)表象〕
許均瑞: 〈自己〉と〈他者〉の想像性 ― 台湾における村上春樹と大江健三郎の新聞書評について ―
井上薫: 『上海漫画』「世界人體の比較」とDie Rassenschönheit des Weibes ― 掲載資料対照一覧表 ―
中直一: 森鴎外『玉を懐いて罪あり』における翻訳技法
常磐幸利: 強姦されたと偽った人々 ― 明治期の強姦偽訴事件 ―
仙葉豊: 子規と是空の脳病

  • 『批判的社会言語学の諸相』

山下仁: 批判的社会言語学のための予備的考察
植田晃次: 固有名詞の翻訳 ― 日本語における朝鮮文化圏の人名の場合 ―
義永(大平)未央子: 接触場面の協同的構築 ― カテゴリー化の議論を中心に ―
『現代社会における消費文化の構造と生成(2)』
ヨコタ村上孝之: 『Bバージン』と欲望の地政学 ― 付・オタクについて ―
高馬京子: フランスの新聞における日本モードのイメージ消費について ― ディスクール分析における「エトス」概念を通して ―
許均瑞: 台湾ブランドの樹立 ― 「台北国際ブックフェア」をめぐって ―
北村卓: 物語の創造/消費と「検閲」 ― 永井荷風をめぐって ―

  • 『アメリカ文化研究の可能性』

里内克巳: 死の影の谷を抜けて ― W. E. B. デュボイス「黒人のたましい」最終部を読む ―
朴葈英: 小説を通しての対話 ― DouglassとStoweの小説に共通する黒人ヒーロー像と奴隷制度廃止運動の方向性 ―
森祐司: 「アメリカ」
室淳子: アメリカ先住民と笑い ― Sherman AlexieのSmoke Signalsをめぐって ―
松原陽子: もう一人の「エルヴィス」を探して ― アリス・ウォーカーの「1955年」と現代アメリカにおける「人種」の言説(ディスコース) ―
木原善彦: スロースロップはそこで何を見つけたか? ― 謎解き,ポストモダニズム,文学研究 ―

  • 『言語における時空をめぐって』

井元秀剛: メンタル・スペース理論から見たフランス語の近接未来
沖田知子: アスペクトの時間 ― 英語進行形をめぐって ―
瀧田恵巳: ドイツ語の時間表現vorherとvorhinについて ― その空間的解釈の試み ―
春木仁孝: 階層と語り ― 複合過去と単純過去の交替 ―
春木仁孝・劉綺紋: 語気助詞 “了” のモダリティー機能 ― アスペクトからモダリティーへ ―
渡辺伸治: 「前」の用法 ― 統一的説明試論

  • 『異言語教育の今日的課題』

岡田伸夫: コミュニケーション時代の文法教育
力武京子: 異文化を体得させる言語教育の一方法 ― ドイツ語特設クラスの例 ―
日野信行: 自己表現のための英語ライティング授業の方法
間晶子: 中国占領地向け日本語教育教科書『ハナシコトバ』と『ハナシコトバ学習指導書』をめぐって
森本郁代: 多文化共生社会を目指して ― 地域日本語学習支援活動を見る視点 ―
仲潔: 教科書におけるEnglish・英語と言説 ― 中学校英語教科書の分析を通して ―

  • 『自然言語の統語構造 ― 理論と実証 ― 』

越智正男: Uninterpretable Features in A’-Movement
北尾泰幸: Anaphor Licensing in Japanese relative Clauses and Cleft Sentences
宮本陽一: A Note on Scope Interaction
山本純平: On Adjunct Condition Effects
由本陽子: 英語の動詞接頭辞re-による概念構造の変更と受け継ぎについて
Timothy B. Gould: Predicate Dropping as a Communication Strategy: Evidence from a Child Learning Japanese as a Second Language
鈴木清香: Existence of Multiple Headed Structures and Multiple Wh-phrase Interrogatives in English by Japanese EFL Learners

  • 『電子化言語資料分析の方法論II』

岩根久: 階層的クラスター分析の有効性 ― 英・仏・独・伊・西語の文字連鎖出現率の分析 ―
Norihiro Ogata (緒方典裕): Web Contents as Ontological Resources of Semantic Web
田畑智司: Browsing through the BNC with BNCweb ― BNCwebによるBNC検索 ―
『日本における英語教育の諸問題』
成田一: 英語教育の理念と目標と問題点
岡田伸夫: 規則変化・不規則変化に関する研究とその英語教育への応用
佐藤彰: 日本人大学生の英語ライティングにおける引用についての諸問題
村上スミスアンドリュー: Gaps in the English Skills of Japanese University Students

  • 『大阪大学におけるCALLとドイツ語教育 Computergestützter Fremdsprachenunterricht an der Universität Osaka: Ergebnisse und Perspektiven』

岩居弘樹: Project Powerpointの新たな展開 ― 実例報告 ―
斉藤渉: CALLシステムを利用したドイツ語リーディング授業 ― 実例報告 ―
水野博子: CALL教室を利用した授業の試みと課題 ― ドイツ語によるオーラル・コミュニケーション能力の習得法 ―
Torsten Schlak: Autonomes Lernen und Neue Medien in Forschung und Lehre: Ein konzeptueller Vorschlag

  • 『自然言語の意味構造』

岩男考哲: 発話「〜ダッテ.」についての準備的考察
Norihiro Ogata (緒方典裕): A Note on Modal Dynamic Predicate Logic for Modal Subordination
河本雅一: 条件的接続詞の語用論 ― 「でも」「それでも」と「では」「それでは」の場合 ―三藤博: 定名詞句の意味解釈への関数アプローチ

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