{{div style='text-align:right;font-size:large', 春木 仁孝}}  これからフランス語を学ぼうとする阪大生の皆さんにとっての情報量や使い易さという観点から、新入生の皆さんには以下の三つの仏和辞書を推薦します。   {{a プチ・ロワイヤル仏和辞典(旺文社)|http://www.obunsha.co.jp/shoshi/symfony/show/code/075303/side/default,target="_blank"}}   {{a クラウン仏和辞典(三省堂)|http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3%E4%BB%8F%E5%92%8C%E8%BE%9E%E5%85%B8-CD%E4%BB%98%E3%81%8D-%E5%A4%A9%E7%BE%BD-%E5%9D%87/dp/4385119317/ref=pd_bbs_sr_1/250-3260562-6491443?ie=UTF8&s=books&qid=1175687864&sr=8-1,target="_blank"}}   {{a Le Dico 現代フランス語辞典(白水社)|http://www.amazon.co.jp/%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%AA%9E%E8%BE%9E%E5%85%B8-%E4%B8%AD%E6%9D%A1-%E5%B1%8B%E9%80%B2/dp/4560000336/ref=sr_1_2/249-0752895-6066713?ie=UTF8&s=books&qid=1176058737&sr=1-2,target="_blank"}} (また、仏文学、フランス史、美術史などで、将来本格的にフランス語が必要になる人たちは、早いうちからもう一段階上の『{{a ロワイヤル仏和中辞典|http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%AB%E4%BB%8F%E5%92%8C%E4%B8%AD%E8%BE%9E%E5%85%B8-%E7%94%B0%E6%9D%91-%E6%AF%85/dp/4010753056/ref=sr_1_1/249-0752895-6066713?ie=UTF8&s=books&qid=1176058838&sr=1-1,target="_blank"}}』(旺文社)にも慣れておくと良いでしょう。)  個人的にはプチ・ロワイヤル仏和辞典がおすすめです。最近は電子辞書を持っている人が多くなりましたが、学習段階では絶対に紙の辞書を使うべきです。電子辞書では単語の全体像はつかめません。単語を引いたときには、単に一つの意味を見つけるだけでなく、同時に他の意味や情報を見たりすることで、その単語のイメージを作っていくことが大事です。辞書を作る側の立場から言うと、限られたスペースに必要な情報を有機的に「詰め込んで」いるのですが、電子辞書ではモニターで見えるのは限られた情報ですし、また例文や成句が下位フォールダになっていていちいち開かなければいけません。これでは有機的なつながりが断ち切られてしまって、情報効率が半減してしまいます。また、時には辞書を読むということもその言葉に親しむ有効な手段です。学習辞書には、囲み記事や注などいろんな形で初学者にとって役に立つ情報が盛り込まれています。  力のつく人は紙の辞書を使っている人です。電子辞書は力のついた人が使う道具です。まずは紙の辞書を一冊買って、さらに財布が許すなら電子辞書を買うのもいいでしょう。でも電子辞書は、初中級のレベルでは携帯して確認するための補助的な道具だと考えてください。